研究内容

当研究室で進めている主な研究について紹介します。

界面活性剤の特性を表す新規指標の構築

界面活性剤の特性値であるHLB(hydrophile-lipophile balance)に代わる新規指標として、順相および逆相TLCから実測するISP(integrated surfactant potency)を提案し、種々の界面活性剤に適用している。

両親媒性物質の熱力学的挙動解明

非イオン性界面活性剤の会合状態について熱力学的に解析し、曇点より低い温度における吸熱現象に着目し、会合体構造転移に関する解析を進めている。

微小重力場を活用した乳化系の安定性に関する研究

乳化系の不安定化の一要因として重力が挙げられる。微小重力から過重力環境下における乳化粒子の挙動を解析し、不安定化に関わる他の要因の影響を調べている。

αゲルの構造に関する研究

ある種の界面活性剤が構築するαゲルの構造解析やその応用について、非イオン性界面活性剤やトラネキサム酸セチルエステルなどを題材として研究を進めている。

角層酵素に関する研究

角層は皮膚表面に位置し死んだ細胞から構成されるが、種々の酵素活性を有している。特にトランスグルタミナーゼやリパーゼに着目し、それらと化粧品成分との相互作用について研究を進めている。

有用性研究

化粧品素材をはじめ、皮膚に対する効果に関する研究を行っている。最近では犬吠埼温泉の保湿効果についての研究を行った。